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SD?FD活動 全学SD研修会2017

学生支援に関する研修会-離学者を減らす方法について理解する-

実施日:2017年3月13日
実施方式:対面方式
講師:西口 利文 氏(学生相談室 室長?教養部 教授)
定金 浩一 氏(学生相談室?教養部 教授)

本研修は、「離学者対策」という共通した問題に向き合う2部構成として全学対象に実施しました。
第1部は、「アセスメント」に基づいた学生支援についての理解を深めるための内容として、西口 利文 氏(学生相談室 室長?教養部 教授)よりご講演いただきました。
アセスメントという概念は、教育の場では、特別支援教育のもと、個人がもつ障害の特性に応じた指導および援助を計画し実践するための情報収集活動として注目されています。このアセスメントの実践を大学に導入した場合、個々の学生がもつ特性に着目する取り組みに通じることから、離学や修学困難といった問題を抱える可能性のある学生をあらかじめ把握し、未然にその問題を予防することが期待できます。そこで、大学の新入生を対象としたアセスメントを実施するための理論的背景ならびに具体的な手立て、そして期待される効果などについて概説いただき、その有用性についての理解を深めました。
第2部は、学生を対象とした個別面談の方法として注目すべき「7分面談」についての理解を深めるための内容として、定金 浩一 氏(学生相談室?教養部 教授)よりご講演いただきました。
「7分面談」というのは,今回の研修担当者(定金氏)が考案した、1回につき7分で実施するための個人面談の方法を指しています。「7分面談」の方法について習得することは、日々多忙な教職員であっても、学生に対する教育上の指導や支援について,適切かつ効率的に遂行することへとつながります。既に,中学校,高等学校などでも広く実践されており、大学の教職員においても汎用することが可能であると考えられています。とりわけ、離学者対策を積極的にすすめていくためには、当該学生にとって身近な教職員との個別面談を通じた、良好な関係づくりが欠かせません。そこで今回の研修で「7分面談」の理論的背景ならびに、その実施方法について、映像や資料などを交えながら解説いただき、「7分面談」の基礎について学びました。
両講演を通じて教職員の共通理解の形成を図ることができました。