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経営学部 商学科

中原先生が若手研究発表賞(優秀賞)を受賞しました

2018年6月25日 経営学部 商学科

中原先生が日本情報経営学会第76回全国大会にて若手研究発表賞(優秀賞)を受賞しました。中原先生は、リスクと情報技術の関係について、London School of Economics(ロンドン?スクール?オブ?エコノミクス:ノーベル賞受賞者を多数輩出する、イギリスの名門大学)の故クラウディオ?チボラ教授の議論を手がかりに、「リスクと情報技術のインプリケーション:C. チボラの遺稿を参照して」というタイトルで報告されました。

日本情報経営学会に掲載された、中原先生の受賞コメントを掲載します。

「大阪産業大学の中原翔です。この度は第76回全国大会の若手研究発表賞にご選出くださり、誠にありがとうございました。本報告の準備にあたっては、松嶋登先生(神戸大学)や関西若手研究会の皆様を始め、多くの先生からご助言いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。本報告では、London School of Economicsの情報システム部門の元教授で、情報技術研究でも名高いクラウディオ?チボラの議論を取り上げ、リスクと情報技術の関係をインブリケーション(imbrication: うろこ状の重なり)として検討しました。特に、晩年にチボラがハイデガーを参照していたように、(情報)技術の本質は実は技術的なものではなく、むしろわれわれを引っ立てるような構造的な性格を帯びているものだと感じております。このようなチボラ(やハイデガーの)学術的知見がより広く参照されることを願うとともに、その役割を自分自身に帰して、今後とも研究活動に邁進していきたいと思います。最後になりますが、現在、大阪や関西地区では大阪府北部を震源とする地震が甚大な被害をもたらしています。学会内でも被災された先生がいらっしゃることをお伺いしておりますが、今回の受賞が(私自身を含めた)被災者の新たな希望になることを切に願い、受賞の挨拶とさせていただきます。」